2009年10月18日日曜日

もじもじカフェレポート【どうする常用漢字】

内容の濃い~イベントだった。忘れないうちにメモメモ_φ(._.

テキスト:数研国語通信つれづれ(数研出版)、言語生活307(1977)筑摩書房p18-27
上記は後で精読する予定。

ゲストは小形克宏さん。参加者:道廣さん(主催者)、FeZnさん、イワタの方、竹下直幸さん(街でみかけた書体)、三省堂の方、NAOIさん他多数。
参加者全員と名刺交換したわけではないが、印刷会社の方より編集者、書体デザイナーの方が多かったような。

以下は興味を引いた個人的メモ(全体の一部)
・常用漢字の考え方:読めて書けるもの。
・新常用漢字は読める漢字と書ける漢字は分けて考える。
・手書き文字と印刷文字は違う(例:しんにょう)。
・筆画の経済が働くために難しい字が使われないで簡単な字が使われる。
・手書き文字と印刷文字の違いまで常用漢字に入ってきた(例:鬱と欝)。
・常用漢字表は広場の言葉(不特定多数)。対語として仲間内の言葉がある。
・ルールを作らなければワークフローが破綻する。
・ルール化が本当に必要だった時代は明治維新と終戦直後。
・「岡」「韓」などのように都道府県名、国名で使われる漢字は入れる。
・凸版印刷で字ごとの頻度数調査が行われ、語の単位(文字列)の頻度数調査が行われた。
・表外漢字字体にある字の頻度数は社会現象(話題性)によって影響される(冥王星の冥)。
・Yahoo!知恵袋に使用されている字が頻度数調査に入っているような。
・AAの字画の多い文字、少ない文字でハーフトーンが表せる。
・交ぜ書きは分かりづらい(交ぜ書きは常用漢字表のバグ)。
 バグへの対処:置き換え、言い換え、ルビ使用。
・眼科医の視点から「ルビを使うな! やさしい言葉を使え(置き換え)」が上がったそうな。
・置き換え文字は字義が近いものに置き換えられる。
・定着しない置き換えもあった(例:扮装が紛装、萎縮が委縮)
・人名漢字は表外字の集まり。
変態変体仮名:うなぎ、そば、てんぷら。
・変体カタカナ:子を「ね」と使用。
・政治運動と言語政策はくっつく。
・JIS0213でこの字がなければダメというのがなくなった。
・【常用漢字チェックfont】の披露(堀内さん)。
・新聞ごとに漢字表が違う。

1981年に常用漢字が決まるまでに新聞の一面でこの経過を読んだ記憶がある。
で、当時は(今も)何でこれが新聞の一面に載るの?って感覚を持っていた。
今回の『もじもじカフェ』初参加で、その疑問が氷解。どうだっていいじゃん^^感覚で生きてきた自分に(それダメじゃん)ってレッドカードが出された気分。勉強足らんの~、自分。。。

ライヴ感覚というか参加者からいろんな話が上がって挨拶をかねてアチコチ移動。
漢字の現在:「函」の形を話題にしたところ、編集者がそこにいた!
函の中心を了とするのは北海道出身(特に函館)の学生ばかりではありません。自分は静岡なのですが、了と書いておりました。「極」も了で書いてます。そしてテストで×はもらったことがなかったような。。。
了とする「函」が写研書体の中にあるという発言が出てきてビックリ(´゚Д゚`)ンマッ!!

で、思い出したのが中学校時代の嫌な思い出
「夢」という字のテストで上の部分を「くさかんむり」で書いて×をもらった。
教師の言い分:部首は「くさかんむり」ではなく「ゆうべ」である。縦棒は突き抜けなければならぬ。
で、教科書をしげしげと見ると「くさかんむり」と四がくっついていた。というより、くさかんむりの縦棒と四の縦棒がつながっていた。今、よく見るとつながっているのではなくズレているのだが。
「くさかんむり」でいいじゃね~かよ~!!!→漢字の書き順 夢
点数かえせよ~~~。と、同時にこれって紛らわしい書体デザインの問題だよな。&教師の勉強不足。
UDフォントではどうなっているのか興味あるところ。

で、FeZnさんに「アウトライン化してもPDF内の文字が文字として保持されているという話」が面白かったので続きをよろしく^^&情報収集力が凄いのでどうやってんの?をblogにあげていただくようにお願いしてきました。

このイベント、ライヴ感覚を大事にしているためwebにあがることはないのですが、参加できなかった方々のためにも同じテーマで複数回やって欲しいものです。特に今回のテーマは第2、第3弾があっても話は尽きないんじゃないかな。個人的には第4回「コンピュータの文字はなぜ化ける?」は是非とももう一度やっていただきたい。

最後までいたかったのですが、、、急にお腹がピーゴロ状態になり、慌てて店を出て駅のトイレに駆け込みギリギリセーフ(^^; 

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