2009年2月22日日曜日

Japan Color 2001 Coatedのはなし

今の派遣先でインキ総量のことで注意されてます。
インキ総量は340%以下にしないと裏移りするとのこと。
で、340%を越えた画像を今の派遣先でどう処理しているかというとPhotoshopで開いて「特定色域の選択」でブラックを選び、CMYは-8%、Kは-10%にしてるんです(社員の指示)。

InDesignでPDF書き出し設定をPDF/X1-a:2001にするとデフォルトの「JapanColor2001Coated」になり、インキ総量が350%になってしまいます。Distillerではカラーマネジメントのところでプロファイルを選べるのですが、PDF書き出しの場合『PDF書き出しプリセット』→『定義』を選択して、『詳細』の『出力先のプロファイル』を変更しなければならんようです。
松澤印刷さんのPDF/X-1aの落し方(Acrobat7.0の設定)が詳しい。

今まで何も考えずにデフォルトの設定で使ってましたが、350%はかなりきついらしい。
ちくちく日記より引用
日本の(コート系用紙の)標準とされているJapanColor2001Coatedの350%という値については「標準(どこの印刷でも刷れる)」というより「高品質(掛け合わせの部分の再現を最大限だして刷れる限界)」を目的とした数値なので、実際にこの数値で刷るのはきつい場合もありそう。日本は印刷技術が優れている(というか印刷品質にうるさい人が多い)ので、この数値ぐらいで刷れるけど、欧米では300%前後にするのが一般的だともいうし。
吉田印刷さんでもインキ総量は270でお願いしている。


こうなるとインキ総量350の「JapanColor2001Coated」は現場の意見を無視した理論値ということになる。
ならば「JapanColor2001Coated」に替わる最適なプロファイルは何か?
Japan Standard v2(総インキ量300)、Japan Color 2001 Uncoated(総インキ量310)、Japan Web Coated (総インキ量320)がある。
この中でどれが最適なのかというと「東北電塾セミナーレポート」が興味深い。
JapanColor2001coated がコート紙のプロファイルであるのに対してJapanColor2001uncoatedは上質紙のプロファイルであり、マット紙のプロファイルではないことに注意すべきである。
JapanWebcoated(Ad)はオフセット輪転機のプロファイル、主として雑誌用である。JapanColor2002newspaperは新聞用であるが、新聞社で対応しているかどうかを確認して使う必要がある。
JapanColor2001coatedとJapanWebcoated(Ad)はsRGBに近い (部分的にはsRGBより広い部分もある)色域を持つが、JapanColor2001uncoatedとJapanColor2002newspaperでは、かなり色域は狭くなる。

Japan Standard v2はどうかというと電塾レポート
 1.比較的フラットな光源で撮影された人物の写真を開いてください。
 2.そのデータを2枚複製してください。
 3.複製した2枚を「Japan Color 2001 Coated」「Japan Standard v2」のそれ
ぞれにプロファイル変換してください。
 4.チャンネルパレットでそれぞれをブラックのみ表示させてください。
 5.顔の部分を拡大して並べてください。本来なら顔肌にK版(ブラック)は
  のらないはずなのに、「Japan Standard v2」のデータはいかがですか?
 6.次に、2枚のデータをシアンのチャンネルのみ表示させてください。シャドー
  よりの部分を見比べてください。写真は階調表現と言われているのに
  「Japan Standard v2」のシャドーは階調という階調が表現されていませんよ
  ね!?

ついでにCMYK→CMYKプロファイル変換のつづきの復習
リンク先のRiver blogさんが閉鎖されたのは残念のひとこと。
① RGB画像を開く時に「埋め込まれたプロファイルの不一致」が出た場合
「作業用スペースの変わりに埋め込みプロファイルを使用」
② RGB画像を開く時に「RGBプロファイルが埋め込まれていません」が出た場合
制作者(撮影者)に聞くのがベストだが現実的には無理。自然に見える方を使用。
③ CMYK画像を開く時に「CMYKプロファイルが埋め込まれていません」が出た場合
「そのままにする(カラーマネージメントなし)」と「作業用CMYKを指定:Japan Color 2001 Coated」どちらでも結果は同じになるのでどちらでも良い。
④ CMYK画像を開く時に「埋め込まれたプロファイルの不一致」が出た場合
埋め込まれたプロファイルを破棄(カラーマネージメントしない)」は、「Japan Color 2001 Coated」を指定した時と同じ画面表示になり、CMYK値はデータ通りになります。

こんなことを頭に叩き込んでなければ派遣打ち切りも当然だわなww
打ち切りが決まってもまだまだ分からないことの多いこの業界でやっていきたいが、採用してくれるところはあるのだろうか?

0 件のコメント: